築1年の瀬戸際は値下げのサイン?新築マンションの値下げタイミング

新築マンションには、いくつかの値下げされるタイミングがあります。今回はその中のひとつ、「築1年」について説明します。

新築マンションで値下げが意識されるタイミング、それが築1年

新築マンションでは、売主(デベロッパ・不動産会社)が値下げを検討する時期があります。それは、マンションの「完成から1年」というタイミングです。なぜ、意識するかと言うと、それには理由があるのです。

建物完成後、1年を過ぎてしまうと、その物件は新築では無くなる

新築マンションが「新築」とPRできる期間は決まっています。
これは、不動産業界の広告のルールで「新築」という言葉の定義が、
「建築後1年未満であって、居住の用に供されたことがないもの」
と決められているためです。(不動産の表示に関する公正競争規約、第7章 特定用語等の使用基準、第1節 特定用語の使用基準、第18条の1)

いつまでも新築や、この物件は築3年だけど新築、あの物件は5年経っても新築、では、本当にどの物件が新しいかが分からないですものね。そのため、「いつからいつまでが新築なのか」が定められているわけです。
ちなみに、誰かが住んだ後、の場合は築1年未満であっても中古になります。
この決まりを定めている、「不動産公正取引協議会」とは、公取と名前がついてますが正確には、いろんな業界での独占禁止法などの話で必ず出てくる「公正取引委員会」(内閣府の外局)とは別の団体、不動産業界の自主規制団体です。しかし、公正取引委員会に承認(公正取引委員会を主務官庁とする公益法人)されている団体なため、実際には同じくらいの強い力があり、違反すると痛い罰則があるため、不動産会社はそのルールにのっとり広告活動を行っています(たまに違反している会社もありますが、そのはずです。)

新築でなくなるとどうなる?

「新築」マンションでなくなるとどうなるのでしょうか?と言うと・・・

広告で新築マンションとしてPRできなくなる
(その代わり分譲マンションとして広告されます)

イメージが悪くなる、集客力が弱くなる
どうしても売れ残り感が出てしまうために、実際には売れ行き以上に質が良いマンションでも、何か理由があるのでは?と敬遠される原因ともなります。

以上のような理由から、築1年というのは、新築マンションとしての区切りのタイミングであり、可能であれば、新築とうたえる時間内で完売したいというのが売り手の本音です。
しかし、景気が良くマンションが売れに売れていた時代なら別ですが、最近は築1年以内に全てが売れるマンションばかりとは限らず、数年かけてゆっくりと販売するケースがあるため、必ず築1年で値下がりするワケではありません。また、値下げをしているのだけど、その事実を表に出さないケースもよくあるのです。

表立って価格を下げる場合と、交渉に応じる場合の2パターンがある

大きく分けると、
築1年の前、数ヶ月前に値下げをして広告活動を行いオープンにして販売活動を行うケース
と、
表立っては値下げをせずに、迷っている客を決断させる一手として営業から打診される、現地だけのここだけの秘密の値下げ
に分類されます。

値下げを行うと、それまでに購入した顧客からクレームが出てしまうため、ほとんどの場合が後者の表には出てこない値下げです。これは広告には掲載されないため、実際に現地に行き、営業スタッフから説明を受けなければ分かりません。
気になる物件があれば、現地を訪れて営業スタッフから説明を受けることをオススメします。
※でも、露骨にいくら安くなるかを確認するのは辞めておいた方が無難です(そんな人は嫌われて相手にされなくなることも・・・)。値引き交渉のコツは後日掲載します。ご期待ください(と書いて良いのかな・・・頑張ります。)